新内『雷の道行』

4月16日(木) (公社)日本舞踊協会東京支部 第34回城北ブロック公演 夜の部【午後5時開演】の最後から2つ目の演目『雷の道行』(午後7時半頃) に出演します。
国立劇場小劇場
入 場 料:5,000円(全自由席)

雷屋五呂五郎 坂東冨起子
光る屋稲妻 花柳珠絃

天界の話。夕立ちを降らせる仕事をサボっていた雷の五呂五郎は天帝の怒りにふれ、恋人の稲妻と下界への駆け落ちを決意。 とりあえず落ち行く先は、浅草の雷門の門番、木像でこそあれ頼もしい男と、雲の合間を逃げ、新口村の梅川忠兵衛よろしく下界へ落ちて行きます。 パロディと洒落っ気の効いたコミカルな作品は、江戸の黄表紙洒落本の世界。 新内の古い稽古本の中にあった廃曲になっていたものを新内朝太夫が、そのまま一部改訂して、新たに作曲し、昭和25年に発表。 従来の新内の型を破るようなリズミカルな曲調が舞踊として歓迎され、当時は各流派で上演されました。